スマホが充電できない時の原因と対策
目次
スマホの充電トラブルで疑いたい
“3つ”の故障箇所
充電しても充電中の表示が出てこない。スマートフォンの充電が遅いと感じる。充電してもすぐに止まってしまう。充電が完了したはずなのにすぐにバッテリー切れになってしまう。スマートフォンユーザーにとって、こうした充電のトラブルは悩ましい問題です。
そこで今回は充電のトラブルに遭っても慌てず対処するための方法をご紹介します。スマートフォンの充電トラブルが発生した場合に考えられる故障箇所は大きく分けて3つ。ACアダプタ、充電ケーブル、そしてスマートフォン本体です。もしものときは、この充電トラブルの原因3つの中に該当していないか、ひとつずつチェックしてみましょう。
❶ ACアダプタに故障がないか確認しよう
まずは、充電時にスマートフォンに電力を供給するACアダプタが故障していないかチェックしましょう。例えば、ほかの充電器でスマートフォンを充電してみたとき、パソコンにUSBケーブルを使いスマートフォンを接続してみて、正常に充電できるようならば、ACアダプタの故障が原因で充電が正しくできていなかったことを意味しています。
ちなみに、スマートフォンのACアダプタは種類によって出力できるアンペア(出力する電流の値)に違いがあり、出力が小さいACアダプタではスマートフォンの充電が遅かったり、充電できなかったりする場合もあります。
なお、故障したACアダプタを使い続けるとショートしたり漏電したりする原因です。すぐに使用をやめて自治体などのルールに従って廃棄するようにしましょう。
❷ 充電ケーブルに故障がないか確認しよう
ACアダプタをほかのものに交換しても充電ができない場合、次は充電ケーブルの故障を疑ってみましょう。チェックするポイントは3点。
ひとつは、使用しているケーブルが充電に対応しているか。USBケーブルには充電に対応したものと、データ通信だけに対応しているものがあり、後者を使った場合にはACアダプタに接続しても電力は流れません。
次にチェックするのは、USBの端子が汚れていたり傷ついていたりしていないか。端子に汚れや傷があると充電ケーブルが正常に機能しない場合があります。
そして最後にチェックするのは、ケーブルが断線していないか。充電中の状態でケーブルの端などを少し動かしてみて、充電できたりできなかったりを繰り返していたら、それはケーブルの中で電線が切れている恐れがあります。この場合もそのケーブルを使用するのはすぐにやめて交換しましょう。
❸ スマートフォン本体に故障がないか確認しよう
ACアダプタにも充電ケーブルにも問題がなさそうだ。そういう場合には、いよいよスマートフォン本体に故障がないか確認する必要があります。自分でチェックできる方法は、再起動して充電できるかどうかの確認。スマートフォンが充電器を正しく認識していない場合には、再起動すると改善する場合があります。
しかし、再起動しても症状が改善しない場合には、スマートフォンを購入した販売店や携帯電話会社のショップに持ち込んで相談することをお勧めします。
主な原因としては、USB端子の故障、バッテリーの劣化、本体内部の充電機能の故障などが考えられます。この場合、自分でスマートフォンを分解したりすると保証などのサービスが受けられない場合があるため、決してしないようにしましょう。
スマホの充電トラブルを防ぐために
こうした充電のトラブルに遭遇しないために、日常のスマートフォン利用ではどのような点に気を付けるといいのでしょうか。
いくつか紹介させていただきます。
Point 1. USB端子の抜き差しに気を付ける
スマートフォンに装備されているUSB端子は日常的に充電ケーブルの抜き差しをすることが多く、最も負荷の掛かる部品と言っても過言ではないでしょう。正しく抜き差しをしないとUSB端子に傷がついたり変形したりして、充電ができなくなってしまうことがあります。充電ケーブルを抜き差しする場合には、ゆっくり丁寧に、まっすぐ抜き差しするようにしましょう。
Point 2. 充電ケーブルを丁寧に扱う
スマートフォンに充電ケーブルを抜き差しするとき、ケーブルを引っ張ってしまったりしていませんか?充電ケーブルは非常にデリケートで、強く引っ張ると断線する可能性が高まります。また、ケーブルの上に重いものを乗せる、テーブルの脚やイスなどで踏んでしまう等だけでなく、ケーブルをきつく結んでしまった場合なども断線する可能性があります。充電ケーブルは丁寧に扱うようにしましょう。
Point 3. 充電中のスマホ使用は控える
スマートフォンを充電しながら動画視聴がゲームのプレイなどスマートフォンに高い負荷を掛けると、バッテリーの劣化を進めてしまう場合があります。スマートフォンを充電する場合にはいったんスマートフォンの使用を中止し、スマートフォンをクールダウンさせてあげるようにしましょう。
Point 4. 高温の場所にスマホを置かない
スマートフォンを直射日光の当たる場所など高温の場所に放置すると、スマートフォンそのものが異常に高温になり熱暴走という状態になる場合も。バッテリーの劣化や故障の原因になる危険があります。スマートフォンを置く場所はなるべく涼しくて陽の光が届かない場所にしましょう。
充電ケーブルがないスッキリ感!Galaxyスマホの
ワイヤレス充電
大きな充電トラブルに巻き込まれなくても、日々行う「充電」という行為自体にストレスを感じている人もいるでしょう。会社や学校から疲れて帰宅した時にスマートフォン本体に充電ケーブルをつなぐ手間や、充電中に電話が来てすぐにケーブルのコネクタが抜けないなど…。そんな方におすすめなのが、ワイヤレス充電に対応したGalaxyスマートフォンです。*
* Galaxy Sシリーズ、Galaxy Zシリーズなど、ワイヤレス充電対応のスマートフォン
一番の利点は、充電台の上に置くだけで充電できるので、充電ケーブルの煩わしさやコネクタの抜き差しから解放されること。
帰宅時や寝る前に充電台の上に置くだけで手軽に充電できるほか、常に充電台の上に置く習慣を付ければ、すき間時間を使ってこまめに充電できます。USB端子を抜き差しすることもなくなるため、故障のリスクも軽減できます。
※ワイヤレスチャージャー(別売)が必要です。
Galaxyのおすすめワイヤレス充電器
「デバイスケア」で
スマホの負荷を軽減しよう
いつでもどこでも持ち歩けるスマートフォンはとても便利。だからこそ、充電していたはずなのにできていないなどの充電トラブルのダメージは大きなものです。
スマートフォンを快適かつ安心して使うためには、充電トラブル時の原因解明の方法を知っておくだけでなく、スマートフォンの動力源となるバッテリーや頭脳となるメモリやCPUに大きな負荷をかけない使い方も覚えておく必要があります。Galaxyのスマホに搭載された「デバイスケア」*を上手に活用して、スマホ本体にかかる負荷を上手に減らしましょう。
「デバイスケア」設定画面。
「設定」>「バッテリーとデバイスケア」
この「デバイスケア」を使うことで、スマートフォンのスリープ中でもバッテリーを大きく消費するアプリをバックグラウンドで起動させないようにする、不要なプッシュ通知をオフにする、アプリの位置情報機能をオフにするなど、ちょっとした工夫でもスマートフォン本体にかかる負荷は減らすことができます。
定期的に設定を見直す、新しいアプリを追加した際に負荷の少ない設定にするなど、日々の利用でそうした点を心がければ、スマートフォンを長持ちさせることができるでしょう。
*Galaxy S9、Galaxy S9+より以前のモデルでは、「端末のメンテナンス」より設定可能です。
その他の便利な使い方
2023-10-26更新