捨てられた漁網、Galaxy新機種へ活用
※この記事はSamsungグローバル発の記事を翻訳したものです。
※記事中の画像にはグローバル製品を含みます。
持続可能性と革新を両立させるため、当社は、海洋プラスチックごみを再生した新素材を開発しました。この新素材は様々なGalaxyデバイスに組み込まれています。 廃棄漁網由来のリサイクル素材の活用は、環境フットプリントの削減と、Galaxyコミュニティの持続可能なライフスタイルの支援を目指すGalaxy for the Planetにおける新たな一歩となります。
現在そして将来にわたって、我々は、すべての製品に海洋プラスチックのリサイクル素材を組み込むことを目標にしています。その最初の事例であるGalaxyの新機種がGalaxy Unpackedイベントで発表されました。これらのデバイスは使い捨てプラスチックを排除し、ポストコンシューマーリサイクル素材（PCM）や再生紙など、環境に配慮した材料の利用拡大に努める当社の姿勢を反映しています。このような改革を通じて、未来のGalaxyテクノロジーは優れた製品設計と環境配慮を両立させていきます。
廃棄漁網が隠れた脅威に
「海洋プラスチック問題」¹と聞いて思い浮かぶのは、海面に漂うペットボトルやレジ袋ではないでしょうか。ほとんどの人が海洋プラスチックごみと認識していないかもしれませんが、より隠れた脅威になっているものがあります。それは、毎年放置・廃棄される64万トンもの漁網（漁に使われる網）なのです。
何世紀にもわたって海洋を漂う「ゴーストネット（廃棄漁網）」は、海洋生物に絡まり、身動きを取れなくしたり、サンゴ礁や自然生息環境を破壊したり、漁獲物や水資源に混入したりします。このようにして廃棄漁網は、地球環境の繊細なバランスを驚異的な速さで崩しています。廃棄漁網の回収・リサイクルは、海洋保全だけでなく、地球や地球に生きる人全員の未来を守るために必要な最初のステップなのです。
持続可能な製品の設計
私たちは常にモバイル技術の限界を押し広げてきました。持続可能性に関しても同様の取り組みを実施したいと考えています。環境にとって危険な廃棄漁網をリサイクルするという独創的なソリューションによって、私たちは、地球の天然資源の使用を抑えながらも多くのことを実現できるのです。
当社は環境だけでなく、すべてのGalaxyユーザーの生活にポジティブな影響を与えられるような方法で海洋プラスチックに対処していくことを約束します。この新たな技術革新は、気候変動に対する具体的な行動を起こし、次世代に地球を引き継ぐための当社の取り組みの中でも、注目すべき成果です。
海洋プラスチックのリサイクルは、業務全般にわたる気候変動への取り組みの最初のステップにすぎません。私たちは当社の規模やイノベーション、オープンコラボレーションを活用して、さらなるソリューションを生み出していくつもりです。
1.海洋プラスチックは、廃棄物の管理が行われていない、または行き届いていない地域の海岸から50km以内に存在する大小様々な廃プラスチック（マイクロプラスチック、メゾプラスチック、マクロプラスチック）を指します。
