世界が待ち望んでいたSペンの実力を徹底検証!
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4月にリリースされたGalaxy S22 Ultraを、もう手にしただろうか。進化した点は数あれど、最大のトピックはSシリーズとして初めて端末へ収納可能なSペンを採用したこと。Sペンがもたらす快適さは、ワークシーンでもプライベートでもすぐに実感できるはずだ。世界が待ち望んでいたSペンの実力を、シーン別に検証する。
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手書きしたメモを
一発テキスト化
オンライン会議でメモしたことを、テキスト化できたらいいなと思ったことがあるだろう。自分で確認するだけなら手書き文字のままでもいいが、第三者と共有するときはテキスト化が必須。その都度、テキストを打ち直すのは面倒だ。Sペンなら保存したメモを選んで「テキスト化」アイコンを選ぶだけでテキスト化は完了。認識率はかなり高く、乱筆であっても問題ない。さらに、そのテキストを他のアプリにペーストすることもできる。
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外国語のページを
かざすだけで瞬間翻訳
会議中に相手から共有された資料が英文だった。時間をかけて訳している余裕はなく、すぐに内容を理解してレスポンスしなければならない。そんなピンチもSペンを使えば乗り切れる。まずはエアコマンドを起動させ、「翻訳」を選択。次に言語を選択したら翻訳したいページを開き、Sペンを該当部分にかざせば瞬時に翻訳が完了する。
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細かな資料も
ルーペ機能で解決!
スマートフォンでオンライン会議に参加する際、泣き所になるのがディスプレイのサイズ。Galaxy S22 Ultraでも約6.8型と、スマートフォンとしては最大クラスのサイズを誇るが、やはりPCやタブレットに比べると細かな文字の読みにくさは否めない。そんなときにもSペンは大活躍。エアコマンドから「ルーペ」を選択して、拡大したい場所にSペンを近づければ拡大表示される。拡大倍率も自由自在だ。
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動画に書き込み
理想のスイングを反復練習
Sペンの汎用性は高く、さまざまな形式のファイルに対応している。PDFやJPEGファイルに書き込みできるのは当たり前。なんと動画ファイルにだって書き込めるのだ。例えば、ゴルフレッスンで自分のスイングを撮影し、コーチにチェックしてもらう。フレームから気になるコマを選び、スイング修正のためのアドバイスを書き込んでもらう。そうすれば、再生する度に視覚的に確認できるので効果的だ。
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ロック状態でも
Sペンを取り出すと即メモ可能
メモをとるべき機会は、急にやってくるもの。ロックを解除し、アプリを起動し、Sペンを取り出し…、なんてしていたらタイミングを逃してしまう。Sペンを内蔵したGalaxy S22 Ultraであれば、その心配もない。スリープ状態であってもSペンを取り出すだけですぐにメモを書き始められる。Sペンを収納すれば、メモは自動的に保存されるので、ノートとペンを使うよりずっと手軽だ。
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メールアドレスや電話番号も
手書きにかざせば即起動
クラブハウスで出会い意気投合した人に、口頭で連絡先を教えてもらいSペンでメモをしたとする。後日改めて連絡をする際、普通ならメモを見ながらメールアプリの宛先にアドレスを打ち込む必要があるが、Sペンと「Galaxy Notes」の組み合わせなら、その必要もない。メモしたメールアドレスや電話番号、URLは、そのままリンクに変わる。それをタップするだけで、メールアプリやブラウザ、通話アプリが立ち上がってくれるのだ。
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Sペンがリモコンに!
遠隔で自撮りも可能
二人の記念日にスペシャルな写真を撮りたいとき、どうしているだろうか。他人に声をかけて撮影してもらってもいいが、他人任せでは自分の思い通りの構図になるとは限らない。かといって、自撮りだと撮影距離が短いので全身は写し込めない。そんな悩みも、Sペンがあれば解決だ。Sペンはカメラのシャッターとしても使用可能。10m以内にGalaxy S22 Ultraを配置し、手元でボタンを押すだけ。誰にも気兼ねすることなく、納得いくまで何度でも撮り直せる。
Galaxy S22 Ultraの
凄いカメラ機能
夜も驚くほどキレイに
ナイトグラフィー
約1億800万画素の広角カメラと約4000万画素のインカメラにはAIを搭載。照度を自動で調整してくれるので、夜間の撮影でも細部まで鮮明に写し撮れる。Galaxy史上最大のイメージセンサーの恩恵もあり、今まで以上に高精細で安定した画像を撮影可能だ。
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実際にSペンでシャッターを切って
Galaxy S22 Ultraで撮影した写真
髪の毛一本一本までクリアに
ポートレート
定評のあった「ポートレートモード」も、さらにブラッシュアップされた。写真でも動画でもセルフィーでも、AI機能の向上で被写体の認識精度は大幅にアップ。シャッターボタンを押すだけで人やペットの顔を自動認識し、細部まで驚くほどキレイに表現してくれる。背景のボケ味も自然で、まるでプロが撮影したようなクオリティ。もう、一眼レフやミラーレスカメラを持ち歩く必要はないかも。
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一度使えばもう手放せない。
利便性を向上させるだけでなく、
クリエイティビティを刺激する
Sペンをぜひ体感してほしい。
日経クロストレンド 7/4掲載より転載